【宇宙】「地球サイズ」の望遠鏡によってブラックホールの撮影に成功

black hole m87

世界で初めてブラックホールの撮影に成功し話題になっています。これを可能にしたのは、4大陸に渡る8個の電波望遠鏡を超高精度で連携させて作り上げた仮想的な「地球サイズ」の望遠鏡でした。

今週4月10日に発表された論文の中でブラックホールの画像が公開されました。このブラックホールはM87という銀河にあり、地球から5500万光年も離れた位置にあるといいます。

これだけ離れた場所にあるブラックホールを写すことは、なんとパリに居ながらニューヨークにある携帯のスクリーンの文字を読むのと同じくらい難しいことだといいます。電波望遠鏡は皿状のパラボラアンテナが大きいほどその精度が上がりますが、今回の場合は地球サイズのパラボラアンテナ/strong>が必要だったといいます。

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そんな無理難題を可能にしたのが離れた場所にある8個の望遠鏡を連携させ、地球サイズのパラボラアンテナを疑似的に作り上げることでした。

Focus on EHT

 

こうして捉えられたその画像には光のリングが映し出されています。この中心にある黒い円がブラックホールで、その重さは太陽の65億倍だと推測されています。

ようするにでかいんだな